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第20回日本生命病院地域連携看護セミナーを開催いたしました!「がん薬物療法を受ける患者の緊急時の受診のタイミング」

医療関係

第20回日本生命病院地域連携看護セミナーの開催ご報告

2024年1220日(金曜日)1715分~1815分に、テーマ「がん薬物療法を受ける患者の緊急時の受診のタイミング」で開催いたしました。

今回は、がん薬物療法看護認定看護師 鄭が演者で行い、がん薬物療法中の患者に起こる症状で、緊急性のある症状や医療機関を受診するタイミングについて事例などを提示しながらお話いたしました。

今回もハイブリッド形式で開催し、院内外58名の方に参加していただきました。本当にありがとうございました。

      参加者からの声
  • とても勉強になる内容でした。本日の内容を活かせて地域の多職種の方とも連携をとりながら看護していきたいです。(訪問看護ステーション 看護師)

  • 受診のタイミングについて、日常生活の変化に気づくなど、具体的でわかりやすかったです。 (病院 看護師)

  • 受診のタイミングはとても気になることだったので、ポイントを知ることができてよかった。臨時の受診がスムーズに受けれるように日頃から備えておきたい。病院側も臨時受診がスムーズに行える体制をとってもらえるとありがたいと思う (訪問看護ステーション 看護師)

  • 今回は受診のタイミングというテーマでしたが、症状がでる前の予防としてできることもあるかと思ったので次回にでも聞けたらと思いました。(病院 看護師)

セミナーでいただいたご質問にお答えしたいと思います。
免疫チェックポイント阻害薬の副作用である免疫関連有害事象(irAE)の発症とがん治療効果に関連はありますか?
:irAE発症が、免疫チェックポイント阻害薬の効果予測因子であると言われています。
治療中の患者が時間外受診をした場合、免疫チェックポイント阻害薬を投与している患者であるということがわかるよう、
         院内での取り組みはありますか?
:irAEは迅速な対応が求められ、時間外や休日の相談対応ができるよう、免疫チェックポイント阻害薬投与歴のある患者の
         電子カルテには、薬剤師が患者掲示板へ記載して情報共有できるようにしています。
口腔粘膜障害がある患者への口腔ケアの指導でポイントがあれば教えてください。
:症状の程度によりますが、口腔粘膜障害の痛みのため歯ブラシ等での口腔ケアができない場合、うがいの回数を増やす様に
         指導しています。特に食前・食後にうがいを行うことを勧めています。

         含嗽薬の使用は特に指定はありませんが、市販の洗口薬を使用する場合はノンアルコールの方が口腔内乾燥を予防できます。

がん薬物療法看護認定看護師 鄭 恩愛

次回 第21回 日本生命病院地域連携看護セミナーのご案内

 日時:2025年3月21日(金曜日)17時15分~18時15分
 テーマ 「オピオイド誘発性便秘症に対するケア」 
 演者  小山 佐知子 日本生命病院 がん性疼痛看護認定看護師

 テーマ 「訪問看護における排便ケア」 
 演者  氏平 景子 よどきり訪問看護ステーション 緩和ケア認定看護師

 開催形式 ハイブリッド形式 ・WebexによるLIVE配信
               ・日本生命病院1階あったかふれあいホール

  みなさま参加しやすい方法でぜひご参加下さい。

 文責 がん性疼痛看護認定看護師 小山 佐知子