第22回日本生命病院地域連携看護セミナーを開催いたしました!「いつ内服?どうやって注射?糖尿病患者の安全で効果的な薬物療法を支えるポイント」
第22回日本生命病院地域連携看護セミナーの開催ご報告
2025年6月20日(金曜日)17時15分~18時15分に開催いたしました。
今回は、テーマ「いつ内服?どうやって注射?糖尿病患者の安全で効果的な薬物療法を支えるポイント」を日本生命病院 糖尿病
看護認定看護師 角南よりお話させていただきました。
ハイブリッド形式で開催し、院内外50名の方に参加していただきました。本当にありがとうございました。
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糖尿病患者さんが多い高齢者さんに対して知識が深まりました。今後の生活の場で活用させていただきます。
(理学療法士 訪問介護事業所) -
リベルサスの話をわかりやすく詳しく知れてよかったです。GLP-1阻害薬について後輩にも教えられるように自己でも知識を深めようと思いました。(看護師 病院)
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細やかなコミュニケーション、生活スタイルの理解が大切だなと感じました。自尊心を傷つけない問いかけが素敵です。(看護師 病院)
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インスリンの空うちができない事がなかったので考えたことが無かったのですが、どういう指導をしたらよいか知れてよかったです。(看護師 訪問看護ステーション)
- 利用者のインスリン指導時においての声かけの方法など他者多様の中考える時間となりました。
(看護師 訪問看護ステーション) - 生活習慣などなかなかプライベートな内容をうちあけたり質問したりするのが本当に苦労するなと思いました。
(看護師 病院) - 事例があり分かりやすかった。自立している患者さんでも色んなトラブルがあり、自立しているから大丈夫と過信せずに入院時は問診しようと思います。患者さんへの声かけもわかりやすかったです。(看護師 病院)
- 参加者からの声
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- セミナーでいただいたご質問にお答えしたいと思います。
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- Q:在宅で担当している患者さん、血糖値がとても高い状態で推移していたのですが、原因が分からず。ある時、自宅のベランダか
ら大量のコーヒー牛乳の空き容器が見つかり、1日に1L以上飲んでいたことが高血糖の原因だったと分かりました。この様な方
に、どのように指導したらいいのでしょうか? - A:甘い物がお好きな方なのですね。ただ、空き容器が見つからないように隠していたということは、見つかったら怒られる=自身
の体にはよくないということをご存じなのだと思います。その人がその人らしく生活するためには、①その方が療養生活を送る
上で必要なこと(治療に必要な行動)と、②生活していく上で何を大切にされているのか(趣味、嗜好など)、その折り合いを
どこでつけるかではないかと思います。折り合いをつけるには、今の身体の状況と治療に必要な行動について、ご自身はどう理
解されているかを確認し、もしその理解を補う必要がある場合は説明をします。その上で、①と②がどこまで譲り合えるか、ど
こで折り合いをつけるか、ご本人と相談して決めていけたらと思います。 - Q:リブレ装着患者の入浴対応について、
マニュアルとご本人様の考えが相違がある場合、どういう関わりがよいのか。 - A:まず、リブレについてです。
アボットジャパン合同会社HPより引用
上腕に14日間測定可能なセンサーを装着すると、グルコース濃度の推移を測定することが出来ます。そのため、使用している患
者さんは就寝中、入浴中に限らず、常にセンサーを装着している状態です。ご質問頂いた件について、業者の説明書には、「セ
ンサーは耐水性があり、装着したまま入浴、シャワー、水泳、運動が可能。水深1mまで防水。最長30分の浸水に耐えられる。」
とあります。そのため、患者さんには「防水保護などせずに入浴可能。」とご説明しています。患者さんが「心配だから自分で防
水保護をしている。」という場合、防水保護方法の確認はしますが、基本的にはご本人の管理方法にお任せしています。もし、防
水保護をして欲しいと強く訴えられる場合、基本的には血糖管理する上では不必要な処置となりますので、ご自身で物品を用意
していただくことになります。しかし、ご本人の希望、主治医の意向などから判断が必要かと思います。糖尿病看護認定看護師 角南ちえ子
2025年度 セミナー開催予定
回 | 日程 | テーマ | 講師 |
23 |
2025年9月19日 (金曜日) |
「腹壁から考える排泄の漏れを防ぐための 装具選択」 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 田中 敬子 |
24 |
2025年12月19日 (金曜日) |
「住み慣れた場で自分らしく過ごすことを 支える看護」 |
老人看護専門看護師 小谷口 早苗 |
25 |
2026年3月27日 (金曜日) |
「バイタルサインで見極める! 今すぐ救急受診?それとも明日の診察?」 |
クリティカルケア認定看護師 木村 祐貴 |
みなさま参加しやすい方法でぜひご参加下さい。
文責 がん性疼痛看護認定看護師 小山 佐知子