第10回日本生命病院地域連携看護セミナーを開催いたしました!「治りにくい創傷(慢性創傷)への局所的アプローチ~創傷領域における特定行為の実際~」
医療関係
〈開催日〉2022年3月11日(金曜日)17時30分~18時30分
今回は、皮膚・排泄ケア認定看護師田中が行い、創の状態に合わせた治療、処置を適確にタイムリーに行う特定行為をとりいれた創傷管理について話をしました。集合+オンラインのハイブリッド形式で行い、院内外54名の方に参加していただきました。本当にありがとうございました。
- 参加者からの声
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- 創の洗浄で痛みを伴う場合、優しく洗浄しがちであったが、創傷治癒を早めるためにもしっかり行っていきたいと思いました。
- わかりやすい講義で症例を通してイメージしやすく、日々の業務でも活かせる内容でした。
- アンケートでいただきましたご質問にお答えしたいと思います。
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- Q:洗浄時は痛みに対する反応、対策はどのようにされていますか?また、訪問看護利用者に褥瘡ができたとき、連携など良い方法があったら教えて下さい。
- A:痛みに対しては、医師の指示により処置30分前くらいにキシロカインゼリーを外用したり、内服や点滴で鎮痛剤を使用することもあります。それでも疼痛コントロールが困難な場合は、緩和ケアチームに相談して連携しています。
当院には「専門性の高い訪問看護」を導入しております。このシステムは、いくつかの算定条件はありますが、皮膚・排泄ケア認定看護師の分野では、通院が困難な患者で①真皮を超える褥瘡の患者、②人工肛門または人工膀胱を造設している状態にある患者に対して、他の医療機関の看護師または訪問看護ステーションの看護師と同行訪問することができます。
皮膚・排泄ケア認定看護師 田中敬子(2022.3)