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第17回日本生命病院地域連携看護セミナーを開催いたしました!「〈感染のしくみ〉と〈からだを守るしくみ〉」

医療関係

第17回日本生命病院地域連携看護セミナーの開催ご報告

〈感染のしくみ〉と〈からだを守るしくみ〉を2024年322日(金曜日)1730分~1830分に開催いたしました。

今回は、感染症看護専門看護師 大野が行い、どうして感染がおこるのか?という感染の機序とどうすれば体を守ることができるのかという免疫の機序について話をしました。

ハイブリッド形式で開催とし、院内外65名の方に参加していただきました。本当にありがとうございました。

      参加者からの声
  • 利用者さんに説明する時に使用できそうです。抗菌薬の乱用はやめようと思いました。肺炎予防に  口腔ケアを徹底していますが、根拠として提示したいです。(訪問看護師)

  • 事務のような素人でも理解できる内容でよかった。感染に対する意識が変わった気がします。(事務職)

  • 除菌などうたった製品の消毒効果が示されてなかったことに興味が高まりました。薬が異物となりうること、身体のしくみについてあらためて勉強になりました。(訪問看護師)

  • 仕組みなどの話でやや難しい内容ではあったが、理解できた。かかりつけ医が容易に抗菌薬を処方  し続けた結果、多剤耐性となった事例がありました。抗菌薬の効果など医療従事者だけでなく、一般市  民も知るべきだと考えます。
    (訪問看護師)

セミナーでいただいたご質問にお答えしたいと思います。
T細胞リンパ腫患者などリンパ系悪性腫瘍患者への予防接種は効果がありますか
:予防接種は,獲得免疫反応を促すために人工的につくった病原体や病原体のRNAを生体に接種することです。
  獲得免疫はリンパ球(B細胞・T細胞)の働きが必要です。リンパ腫にかかわらずHIVや免疫抑制剤使用中の患者さんはワクチンを
  接種しても期待する効果が得られないことがあります。
  病状や病型によっても異なりますが、ワクチンを接種しないことによる疾病の罹患と重症化、ワクチン接種による副反応などふく
  め、しっかりと主治医と相談してください。
  なお、弱毒性生ワクチンは禁忌とされる場合が多々ありますのであわせて主治医に相談される事をお勧めします。
  *新型コロナウィルスワクチンはmRNAといってウィルスのRNAの一部を接種することで免疫反応を起こします。

感染症看護専門看護師 大野典子

次回 第18回 日本生命病院地域連携看護セミナーのご案内

 日時:2024年6月21日(金曜日)17時30分~18時30分
 テーマ 「食事介助とポジショニング」 
      森山綾乃 摂食・嚥下障害看護認定看護師が行います。 

 開催形式 ハイブリッド形式 ・WebexによるLIVE配信
               ・日本生命病院1階あったかふれあいホール

  みなさま参加しやすい方法でぜひご参加下さい。

 文責 がん性疼痛看護認定看護師 小山佐知子