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院長挨拶

新しい時代に向かって ~健やかな100年ライフのために~

あけましておめでとうございます。皆さまにはお健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は全国各地で記録的な猛暑となったほか、集中豪雨や地震、台風などの災害が発生しました。人類の歴史が天災や病気との闘いの歴史でもあったことを思い起こしますと、よりよい未来を築いていくために、これらきびしい現実を教訓とし克服していくことが今を生きる私たちのつとめです。

今年は30年余り続いた「平成」の時代から新しい元号に変わる年です。来年には東京オリンピックが開催され、さらにその5年後には大阪で万国博覧会も開催される予定です。新しい時代に向かって、夢を羽ばたかせていきたいものです。

当院の歴史を振り返りますと、大正13年(1924年)の「日本生命済生会」の設立にさかのぼることができます。設立の目的は、日本生命の社是である『共存共栄』『相互扶助』の精神を実践するために医療と福祉を通じて社会貢献を果たすことであり、『済生利民(人の生活といのちを救い、直接人のお役に立つこと)』を基本理念としています。設立後は無料診療所を開設したほか、翌年に北但馬地方で発生した地震に際して救護班を派遣したり全国各地で巡回診療を行うなどの活動を行っています。まだ国民皆保険制度もなく国民が平等に医療を受けることができなかった時代に崇高な精神と高い理想を掲げ社会のために働いてきた先達の努力には畏敬の念を禁じ得ません。

そして昨年4月30日、当院は大阪市西区江之子島の地に移転し、日本生命病院(Nippon Life Hospital)として新たなスタートを切りました。現在は27の診療科と7つの診療センターで構成される総合病院として、病気の予防から治療、在宅まで一貫した最優の総合的な医療を提供することを理念に掲げています。

新病院の開設にあたっては、2年前から腎臓内科呼吸器外科心臓血管外科脳神経外科形成再建外科放射線治療科リハビリテーション科血液浄化センター脳機能センターなどの診療科・診療センターを新設したほか、手術室、救急診療室、集中治療室、透析用ベッドなどを増室・拡張しました。さらに、被ばく量の少ない320列CTを2台設置したほか、3テスラMRIPET-CT、手術支援ロボット「ダヴィンチ」、高精度放射線治療装置「TrueBeam」、心臓専用血管造影装置などを新しく導入しています。

さらに新病院では、医療にアートの要素を取り入れたホスピタルアートを提供し、医療を通じてご自身の健康にお役立ていただけるよう、患者さまやご家族だけでなく住民の皆さまにもここちよく有益な環境(医療・健康情報セミナー、ホスピタルコリドー、イングリッシュガーデン、レストラン、カフェ・ベーカリー、コンビニ、水墨画教室、ボタニカルアート教室、絵だより教室、手づくりコンサートなど)を備えましたので、お気軽にご利用ください。

ここ「大阪市西区江之子島」は明治から大正にかけて大阪府庁があった場所でもあります。当時の大阪府庁は、正面玄関を、大阪市の中心部があった東向きではなく、幕末から外国人が住んでいた川口居留地(当時)があった西側を向けて建てられていたそうです。当時の日本が新しい時代の幕開けに意気揚々と立ち向かう姿勢を表わしていたかのようでもあります。

医療もまた時代とともに進化していくもの。今の時代を生きるわたしたちには、医療人として、すべての人が健やかな100年ライフを送れる社会を実現するという使命があります。日本生命済生会設立後90年以上を経た今もなお、わたしたちは『心ふれあう、あったかサポート』を合言葉に、皆さまに愛され信頼される病院を目指して努力していきます。皆さまには、本年も当院に対しましてご支援とご鞭撻、ご助言を賜りますようお願い申し上げます。

2019年1月
公益財団法人日本生命済生会日本生命病院
院⾧ 笠山宗正

院長 笠山宗正(かさやまそうじ)プロフィール
昭和55年大阪大学医学部卒業。昭和62年米国国立衛生研究所(NIH)に留学。平成元年より大阪大学医学部第三内科、同分子病態内科学講座准教授、大阪大学医学部附属病院内分泌・代謝内科病院教授を歴任。平成19年日生病院副院長兼総合内科部長を経て平成25年より日生病院院長。大阪大学医学部附属病院臨床教授。専門は内科(特に内分泌疾患・糖尿病)。