栄養管理室
概要
栄養管理室では、以下の指導・管理を行っております。
- 生活習慣病(2型糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・胆石症など)の栄養管理
- 消化器手術後の栄養管理
- 妊娠中、出産後の栄養管理
- 癌の化学療法に伴う食欲不振等に対する改善
- 在宅療法に向けての栄養相談
- 糖尿病センターで看護師と共に療養指導
- 女性骨盤底センターでの生活習慣病指導
- 地域連携医療機関からの依頼を受けた栄養指導
- 一般、地域の方への健康セミナー等での指導
入院中の食事療法では、それぞれの体格や労作、病状に応じて主治医から指示を受けた食事提供を行っています。ご自身の今までの食生活を見直して頂きながら、それぞれの食事量を目で見て味わって頂く事で今後の療養の情報源の一つとして、役立てて頂きたいと思い、美味しい食事提供を行っています。
消化器術後には、在宅において1日も早い術後の回復のための、食生活指導も行っています。
妊娠中では、必要以上の体重増加、妊娠中毒症、妊娠糖尿病など母子ともに危険を招いたり、出産後の母子に影響を及ぼす場合などへの改善目的とした食事提供や、外来通院中では、受診日に合わせて個別に継続的な指導を実施しています。
また、出産後はよりよい授乳に向けての食事提供およびホテルからのお祝い膳などもご用意しています。
癌の化学療法に伴う食欲不振等に対しては、少しでも好みの物を食べて頂く事で、体力維持し治療効果の上がる事を願い選択食を準備提供しています。
在宅療法については、近年日本は超高齢化社会となり、国は在宅療養を薦めている中で、低栄養・嚥下困難(飲み込み困難)などの食生活面での問題にも対処していく必要があり、それらの相談にも応じています。
入院中や外来通院中には、生活習慣病をはじめ術後の食事管理についての栄養食事指導を実施しています。「食事療法」と一口にいうと、"制限"されると思いがちですが、今までの食習慣を良い方向に変えて、適切な量をバランス良く食べる事です。今まで間違った食べ方に気付かなかった方が、食事内容を見直すきっかけになったり、毎月の受診日の検査結果と併せて療養の成果と今後の目標達成に向けてのアドバイスを行っています。
女性骨盤底センターでは、肥満や生活習慣病のある方が多く見られるため食事療法が重要視されて、手術の経過良好を目指してこちらでも指導を行っています。
地域連携医療機関において、栄養士が常駐しない場合に検査・栄養食事指導目的に受診される方もおられます。栄養食事指導は初回30~40分、2回目以降は20~30分程度の時間をかけてお話させて頂きます。食生活の事でお悩みの方は、主治医にその旨をお申し出下さい。