1. トップページ
  2. 診療科・センター
  3. 皮膚科
  4. 主な疾患(治療方法)

主な疾患(治療方法)

乾癬外来

当科の特色として、重症乾癬の総合的治療を積極的に行っています。具体的には、乾癬の専門外来を設け外来に全身型紫外線照射装置(下の写真)、薬浴室などの設備を整えています。乾癬の新患数は月平均10名で年間延べ1200名余りの再診患者の治療をしています。 乾癬とは慢性、難治性、炎症性角化症の一つで、境界の明らかな、少し盛り上がった赤い斑点が、頭部、四肢、体幹に沢山でき雲母状の白くて厚いかさぶたがボロボロ落ちる病気です。皮膚以外の症状としては、関節炎、ブドウ膜炎、地図状舌を合併することがあります。病名は「かんせん」と読みますが、感染症ではないため、うつる病気ではなく内臓障害をおこす病気でもありません。国内における発症頻度は人口の0.05ー0.1%で10万人以上の患者さんがおられます。病型としては尋常性乾癬、滴状乾癬、乾癬性紅皮症、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬がありますが、最も多いのは尋常性乾癬で全体の90%近くを占めます。 乾癬の治療には1.外用療法(ステロイド軟膏と活性型ビタミンD3軟膏)2.光線療法 3.内服療法(レチノイド、PDE4阻害剤、TYK2阻害剤) 4.生物学的製剤、JAK阻害剤などがあります。当科では個々の患者様の重症度、年齢、などを考慮して治療の効果や副作用を十分説明し治療方法を選択します。

乾癬治療の特徴

ターゲット型/全身照射型 紫外線治療器
  • 副作用を最少に効果を最大限に引き出すことに注意しています。
  • 乾癬を悪化させる要因についても精査を行い、扁桃炎などの病巣感染が疑われる場合は耳鼻科と協力して検査治療を行います。
  • 重症、難治例には入浴PUVA療法を行っています。これは従来の方法(外用PUVA療法)に比べて効果が良く、副作用も少ないという利点があり、入院で週3回、光線療法を行い寛解導入を行い退院後も外来にて維持治療として入浴PUVA療法を2週間毎に継続します。
  • 乾癬の治療には患者様自身が病気についての正しい知識を得、医療者との信頼関係を築き、より良い療養を実践することが大切です。また乾癬では皮疹が顔や手など見えるところにできるため患者様やご家族の精神的ストレスも大きく患者様間、医療者と患者様とのコミュニケーションや療養を支援する場として大阪乾癬患者友の会は設立されました。当科は大阪大学皮膚科学教室と協力して大阪乾癬患者友の会の事務局も務めています。

アトピー外来

アトピー性皮膚炎が「難病」のように扱われていますが、適切な加療とお肌の手入れ(スキンケア)を日々少しずつ行うことで、「難病」にはならず、問題なく日常生活をおくることが出来ます。

アトピー性皮膚炎の治療の特色

治療のポイントは1・悪くならないようにお肌の手入れ(スキンケア)を行うことと、2・悪くなってしまったときに、いかにそれ以上ひどくさせないようにするか、ということになります。アトピー性皮膚炎の方は、お肌がすぐにカサカサになり、そのカサカサが痒みの原因となり、かいて傷を作ってしまう(=皮膚炎になる)ことが多いですから、普段から保湿剤(香料などが入っていないもの)で、お肌に適度な潤いを与えておくことが大切です。精神的、肉体的ストレスが皮膚炎を悪化させる場合もありますので規則正しい生活を送り、暴飲暴食を慎み、自分の抱えているストレスをうまく発散させる工夫も必要です。万が一悪くなったときは「加療」の必要があります。症状の程度に応じて非ステロイド系、ステロイド系の塗り薬や、かゆみ止め、アレルギー止め、化膿止めの飲み薬を併用して症状をコントロールします。最近では生物学的製剤やTAK阻害剤、免疫抑制剤の塗り薬もアトピ-性皮膚炎の治療に使用出来るようになりました。適度な紫外線(UVA,UVB)を皮膚に当てることにより、皮膚炎や痒みをうまくコントロールする事も可能です。当院では紫外線を全身に一度に照射出来る機械や、必要な部分にのみ照射できる機械などを用意しています。また、皮膚炎の治療以外に、眼科や耳鼻科、小児科、内科的にも同時に治療を要する場合がありますので、当院では関連科と連絡を密にとりながら総合的に診療をおこなっています。

皮膚外科外来

週に1回局所麻酔で腫瘍切除(ほくろ、皮膚がんなど)術を行っています。特に顔面、四肢などの傷の目立ちやすい部分のあざや良性悪性腫瘍、ケロイドの手術については皮膚科医と形成外科医と連携し、治療方針を決めます。手術方法、合併症などについても丁寧に説明し、術後の傷の経過も定期的に観察いたします。