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耳鼻咽喉・頭頸部外科

耳鼻咽喉・頭頸部外科の午後診察は完全予約制となっております。

概要

耳科疾患に対する診断・治療
中耳炎や難聴、めまい・平衡機能障害、顔面神経疾患に対して、耳科の専門医が複数の聴覚検査・内視鏡検査・各種画像(CT・MRI)検査も実施して多角的に診断し、病状に合わせたオーダーメイド治療を提供します。
頭頸部腫瘍・がんに対する集学的治療
耳鼻咽喉・頭頸部領域の良性腫瘍や悪性腫瘍に対して、頭頸部外科専門医が各種画像検査(CT・MRI・PET/CTなど)や内視鏡下・頸部エコー下の組織採取による即時生検で正確かつ迅速な診断、他科とも連携しながらがん摘出手術・再建手術・放射線照射・抗がん剤や分子標的薬による薬物治療など、集学的な治療を提供します。

特色・トピックス

耳疾患(中耳炎・難聴・めまい)は、耳科・めまい専門医師が担当します。メニエール病には内耳造影MRIを実施して内リンパ水腫の可視化を行います。めまい・中耳炎に対しては短期間で集中的に検査する「検査入院」も実施できます。中耳炎に対する低侵襲の内視鏡手術、メニエール病(内リンパ嚢手術)や顔面神経麻痺(顔面神経減荷術)の手術も行います。鼓膜穿孔に対して手術用フィブリン糊を用いない「PGAシート(ネオベール🄬)」を用いた最新の鼓膜形成手術を行います。

                               

        PGAシートで人工鼓膜を補強                                                               内耳造影MRIで内リンパ水腫を可視化

口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、唾液腺がんなどの頭頸部がん診療において、手術治療、放射線治療、化学療法(抗がん薬治療)など、患者様ごとに応じた最適な治療を提供させていただきます。手術においては経口的な内視鏡手術から、皮弁による再建を伴う拡大切除手術まで幅広く対応しています。

                 

  甲状腺専門医師による手術に対応      舌がんの切除・再建手術例

甲状腺疾患について、甲状腺の担当医師による甲状腺がん・甲状腺腫瘍・バセドウ病の手術を行っています。初診時にエコーおよびエコーガイド下吸引細胞診検査も実施しています。手術では、神経刺激装置を用いて反回神経・上喉頭神経外枝を温存する手術を行います。

鼻科疾患の手術においては、メドトロニック社の鼻手術用ナビゲーションシステムも活用し、鼻腔と手術器具の位置関係をリアルタイで正確に把握して安全かつ効率的に手術します。

  ナビゲーションシステム導入による安全な鼻手術

主な対象疾患

耳科疾患
慢性中耳炎、鼓膜穿孔、真珠腫制中耳炎、耳硬化症、突発性難聴、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎、顔面神経麻痺など
頭頸部疾患
口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、唾液腺がんなど
鼻科疾患
慢性副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症、副鼻腔真菌症、鼻腔腫瘍、アレルギー性鼻炎など
咽喉頭疾患
咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、唾石症、声帯ポリープ、反回神経麻痺など

主な検査と治療

・慢性化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術

・鼓膜穿孔、慢性穿孔性中耳炎に対する低侵襲鼓膜形成術、内視鏡下手術

・難聴疾患に対するABR、OAE、補聴器適合検査

・めまい疾患に対する平衡機能検査、VOG、カロリック、VEMP、短期間で総合的に複数検査を行う検査入院

・メニエール病に対する内耳造影MRI、内リンパ嚢手術

・顔面神経麻痺に対するENOG検査、顔面神経減荷手術

・甲状腺良性腫瘍、バセドウ病、副甲状腺腫瘍に対する手術

・頭頸部がんに対する摘出手術・再建手術・放射線照射・抗がん剤や分子標的薬による薬物治療など集学的な治療

手術実績

2022年1月~12月(12ヵ月間)
扁桃摘出 40件
副鼻腔手術 17件
甲状腺良性腫瘍・副甲状腺 16件
甲状腺悪性腫瘍切除 13件
リンパ節摘出 13件
耳下腺腫瘍・顎下腺腫瘍 11件
咽頭その他 10件
顔面神経減荷 8件
皮弁形成その他 6件
内リンパ嚢開放術 5件
頭頚部がん(再建含む) 5件
鼓室形成 4件
鼻中隔 4件
頸嚢胞・頸部膿瘍 4件
鼓膜形成 2件
声帯ポリープ切除 2件
頸部郭清 2件
唾石摘出 1件
咽頭腫瘍切除(直達鏡) 1件
気管切開 1件
舌腫瘍手術 1件