産婦人科

当院では、適正な医療水準を確保し安全で安心なお産お提供できるよう体制を整えています。妊婦さんに安心していただける妊娠・分娩管理を維持するため、毎月の分娩予約件数が一定数に達した場合は、当院での分娩をお受けできないことがあります。何卒ご理解とご協力の程お願い申し上げます。

分娩につきましては、定数に達した場合、ご予約をお受けできないこともございます。詳しくはお問合せください。

＜分娩予約状況＞　〇：予約可能です　△：締切間近です　×：締め切りました

2025年

10月

11月

12月

2026年

1月

2月

3月

4月

5月

6月

△

〇

概要

婦人科良性腫瘍に対する内視鏡手術（腹腔鏡下手術・子宮鏡下手術）: 婦人科は、産婦人科内視鏡学会の技術認定医指導による内視鏡下手術（腹腔鏡下手術・子宮鏡下手術）を主として行っており、婦人科手術の7割を占めています。ロボット（da Vinci）支援手術も行っています。
婦人科悪性腫瘍に対する治療: 婦人科悪性腫瘍については婦人科腫瘍専門医を中心に骨盤・傍大動脈リンパ節郭清、広汎子宮全摘を含む根治手術、化学療法、放射線治療を行っています。子宮頚癌については腹腔鏡下手術、子宮体癌についてはロボット（da Vinci）支援手術も行っています。
周産期: 周産期においては、自然分娩と無痛分娩を実施しています。また助産師外来・母乳育児相談を行っています。
骨盤臓器脱: 症状、年齢などに応じ、膣式や腹腔鏡下手術、ロボット（da Vinci）支援手術など、様々な治療を行っています。昨年よりvNOTES（経腟腹腔鏡下手術）も取り入れています。

特色・トピックス

産科

産科のページをご覧ください

婦人科

●ロボット(da Vinci)支援手術の積極的活用
2018年より婦人科領域でも保険適用が始まったロボット(da Vinci)支援手術ですが、当院でも2020年より実施しております。
対応可能な症例に関してはロボット支援による手術を積極的に行っています。術後の早期回復・術中の出血量の減少などのメリットがあり、患者さんの負担軽減に努めています。
（ダビンチサージカルシステム認定資格取得医　5名在籍）

●最新の低侵襲手術　vNOTES
体表面に術創を施さない腹腔鏡手術で、腹腔鏡のカメラや鉗子などを全て自然腔である膣から挿入し、摘出組織も膣から取り出す術式です。
そのため従来の腹腔鏡手術よりも更に低侵襲で、術後の痛みも少なく、手術合併症も軽減されるため早期の社会復帰が可能です。全ての患者さんが対象となるわけではありませんが、婦人科の多くの疾患に対応可能です。
当院では主に骨盤臓器脱の患者さんを対象としています。

●女性病棟の設置
新病院移転後、７階を全て女性病棟としており、万全のセキュリティ対策、プライバシー確保に留意し、産婦人科診療を受けられる方の入院を安心・安全・快適にサポートしております。左の写真は快適な特別室、右の写真はデイコーナーです。

主な対象疾患

良性疾患: 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、子宮内膜ポリープ等
悪性疾患: 子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌等
骨盤臓器脱: 子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤

主な術式

腹腔鏡下子宮全摘術（TLH）
腹腔鏡下付属器手術（付属器摘出・嚢腫摘出）
腹腔鏡下子宮筋腫核出術（TLM/LAM）
子宮鏡下手術（TCR）
腟壁形成術
膣式子宮全摘術
広汎子宮全摘術
子宮/ 子宮付属器悪性腫瘍手術
骨盤・傍大動脈リンパ節郭清術
ロボット（da Vinci）支援手術（子宮筋腫および子宮体癌、仙骨膣固定術）
経膣腹腔鏡下手術（vNOTES）

手術実績

2024年1月～12月（12ヵ月間）
腹腔鏡下腟式子宮全摘術（ロボット支援含む）	244件
子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの)	155件
腹腔鏡下子宮筋腫摘出（核出）術	145件
腹腔鏡下仙骨腟固定術(ロボット支援含む)	29件
膀胱瘤手術・膣閉鎖術等	15件
膣式子宮全摘術	10件
経膣腹腔鏡下手術（vNOTES）	6件
子宮悪性腫瘍手術	20件
子宮附属器悪性腫瘍手術	20件
腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮体がん）(ロボット支援含む)	16件
腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮頚がん）	5件
子宮内膜ポリープ切除術	83件
子宮鏡下子宮筋腫摘出術	42件
帝王切開術	71件