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心臓血管外科

心臓血管外科は、初診・再診ともにすべて予約が必要です。

概要

2017年4月より「心臓血管外科外来」を開設し、診療を開始しています。当科は大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科と密接に連携しており、大阪大学医学部附属病院の心臓血管外科医師が外来診療をし、心臓血管外科疾患についての手術適応の評価、患者様への説明、術式の提示をしています。
2018年4月からは常勤医師による「血管外科」を専門とした診療を開始いたしました。大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科と連携しながら血管外科領域の外来診察や検査、手術まで一貫して実施いたします。

特色・トピックス

高齢化社会となり、高齢でもADLが保たれ、治療を希望される患者様が増加しています。特に動脈硬化性疾患は増加傾向にあり、末梢動脈領域におきましては、患者様の全身状態を鑑みて適切な血行再建方法(バイパス術、血管内治療)の選択に心がけます。また下肢静脈瘤に対する低侵襲な血管内焼灼術や慢性腎不全に対する血管アクセス手術などを提供させていただき、2019年度より腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を開始いたしました。

主な疾患対象

  • 下肢閉塞性動脈瘤硬化症
  • 慢性腎不全に対する血管アクセス手術
  • 深部静脈血栓症
  • 下肢静脈瘤
  • 腹部大動脈瘤

以下は大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科と連携

弁膜症(大動脈弁狭窄症/閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症/閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症)、大動脈瘤・大動脈解離を中心とする大動脈手術、心筋梗塞・狭心症、先天性心疾患、低侵襲心血管手術、重症心不全症例に対する再生医療・補助循環治療

主な検査と治療

末梢血管外科領域に関しては下肢閉塞性動脈硬化症に対する薬物・運動療法を基礎とし、適応症例に対し血管内治療(EVT)やバイパス術を施行いたします。特に重症虚血肢に対する膝下、下腿領域へのバイパス術を積極的に施行いたします。また、下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術や慢性腎不全に対する血管アクセスの造設や修復術、血管内治療(VAIVT)も積極的に行い、深部静脈血栓症に対する治療、全身管理も行います。
腹部大動脈瘤に対しては、低侵襲治療であるステントグラフト内挿術を施行いたします。
心臓大血管領域に関しては、適応症例に応じて大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科やその関連病院へ の紹介や搬送など、適切な対応を行います。

手術実績

2022年1月~12月(12ヵ月間)
経皮的シャント拡張術・血栓除去術 56件
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 26件
下肢静脈瘤血管内焼灼術 25件
四肢の血管拡張術・血栓除去術 19件
ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(腹部大動脈) 19件
動脈血栓内膜摘出術(その他) 9件
硬化療法(一連として) 7件
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 4件
動脈塞栓除去術(その他のもの(観血的なもの)) 4件
下肢静脈瘤血管内塞栓術 3件
血管移植術、バイパス移植術(膝窩動脈) 3件
血管移植術、バイパス移植術(下腿、足部動脈) 3件
ステントグラフト内挿術(血管損傷) 3件
静脈形成術、吻合術(その他の静脈) 3件