脳機能センター
概要
人口の高齢化に伴い、600万人が認知症を有すると言われ、社会、医療の中でますます重要性を増してきました。脳機能センターでは種々の認知症性疾患や軽度認知障害(認知症前駆状態)を中心に、様々な原因による記憶障害、言語障害、高次脳機能障害に対する診療、セカンドオピニオン、コンサルテーションを行います。治療法はもちろん介護法にも、原因疾患の診断と病態の把握が大きく関わります。専門医による診察、詳細な神経心理評価、先進的な画像検査などを用いて原因疾患を診断し、認知症性疾患に対する治験から介護法や社会資源の利用についての指導までを含め、病態に合わせた治療を行います。
特色・トピックス
- 老年精神医学会、認知症学会専門医による診療
- 脳神経内科専門医、精神科専門医、脳神経外科医の連携
- 臨床心理士、言語聴覚士による認知機能評価
- 3T-MRl、SPECTによる先進的な画像診断
- PETを用いた脳ブドウ糖代謝画像、脳内アミロイド画像検査(レカネマブ治療対象者のみ)
- 認知症性疾患に対する薬剤や診断法の治験
主な疾患対象
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
- パーキンソン病、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症
- 前頭側頭型変性症、原発性進行性失語症
- 特発性正常圧水頭症
- 脳血管障害や外傷性脳損傷などに伴う高次脳機能障害、失語症、認知症
- 軽度認知障害
- 健忘症候群